「結婚後に、パートナーに借金があることを知った」――そんな衝撃の告白に、戸惑いや不信、怒り、そして不安が一気に押し寄せることもあるでしょう。
「どうして隠していたの?」「一緒に返すべき?」「この先やっていけるの?」
この記事では、パートナーの借金が発覚したときに冷静に考えるべきポイントと、信頼を取り戻すためのステップを紹介します。
1. まずは感情を落ち着ける
怒りやショックが湧いてくるのは当然ですが、まずは深呼吸。感情のままに責めてしまうと、相手がさらに本音を言えなくなってしまうことも。
「なぜ隠していたのか」「どのくらいの金額なのか」「いつからか」を冷静に確認するところから始めましょう。
2. 借金の“内容”を精査する
借金にはいくつかの種類があります:
- 生活費の不足による借入
- 浪費やギャンブルによる借金
- 奨学金や医療費など、やむを得ない理由
- 他人の保証人になった結果の借金
何に使ったお金なのかによって、信頼の揺らぎ度は大きく変わります。ギャンブルや隠しローンの場合は、再発リスクも含めた慎重な対応が必要です。
3. “返済計画”の有無と現実性を確認
すでに返済を始めているのか、放置されているのか。
具体的な返済額・期間・利息・滞納の有無などを紙に書き出して整理することで、現在の状況が見えてきます。
必要であれば、債務整理や専門家(弁護士・司法書士など)への相談も検討しましょう。
4. 夫婦としてどう関わるかを話し合う
借金はあくまで「パートナーのもの」ですが、結婚している以上、生活に影響を及ぼすのも事実。
「一緒に返すか」「家計はどう分担するか」「今後の金銭管理のルール」について、現実的な話し合いが必要です。
責任を押し付けるのではなく、信頼を回復するために「再スタートのために何ができるか」という姿勢で向き合いましょう。
5. お金の管理方法を見直す
今回のことをきっかけに、家計の見える化・共有化・支出のルール決めを徹底しましょう。
別財布にしていた場合は、一定の透明性を確保するための仕組み作りも大切です。たとえば、「月1回の家計ミーティング」や「支出共有アプリの導入」なども有効です。
6. 信頼を回復するには“時間”が必要
裏切られたという気持ちは簡単には消えません。すぐに許せなくても構いません。
大切なのは、パートナーがどう向き合おうとしているか。誠実に謝罪し、言動を改める姿勢があるかどうかがカギです。
7. 離婚も視野に入れる?
内容によっては、「結婚生活を続けることが難しい」と感じる場合もあるでしょう。
たとえば、借金を隠して何度も繰り返している、暴力やモラハラが絡む、依存症の疑いがあるなどのケースでは、専門機関への相談や法的対応も視野に。
決断するのはあなただけですが、「自分を大切にする選択」を最優先してください。
まとめ
パートナーの借金が発覚したとき、最も大切なのは、冷静に現状を把握し、「これから」を夫婦でどう作るかを考えることです。
信頼は壊れやすく、取り戻すには時間がかかります。でも、向き合い方次第では、夫婦の絆を深める転機にもなり得ます。
あなた自身が無理をしすぎず、安心できる選択をしてください。