「幸せなはずなのに、なぜこんなにも心がモヤモヤするんだろう?」
結婚して間もない時期に、「このままで本当にいいのかな」「離婚という選択肢もあるのかもしれない」――そんな思いがふと頭をよぎること、実は珍しくありません。
“新婚=ラブラブ”というイメージに縛られて、誰にも言えずにひとりで悩んでしまう人も多いのです。
この記事では、新婚期に離婚を考える瞬間が訪れる理由や、実際の声、そしてそこからどう気持ちを整理し、向き合っていけばよいのかを探ります。
新婚なのに離婚を考えてしまう主な理由
1. 一緒に暮らし始めて見えた「素の一面」
付き合っていた頃は見えなかった、生活スタイルや金銭感覚、衛生意識などの違いに驚くことも。
「こんなにズレてたなんて…」と現実に直面し、冷めてしまう人もいます。
2. 相手が思いやりに欠けると感じた
「自分ばかりが家事をしている」「疲れて帰ってきても無関心」など、相手の配慮のなさが積み重なるとストレスに。
3. 価値観の違いが浮き彫りになった
「お金の使い方」「家族付き合い」「仕事への考え方」など、生活が現実になるほどズレが気になってくることがあります。
4. 会話が減って孤独を感じた
一緒にいるはずなのに、心の距離を感じてしまう瞬間が新婚期にもあるもの。
「この人と人生を共にできるのかな」と不安が募ります。
5. セックスレス・スキンシップの減少
期待していた夫婦生活とのギャップが、愛情や魅力への不安につながることも。
実際にあった「離婚を考えた瞬間」
●「結婚して1ヶ月。義実家との関係がつらすぎて、『このまま一生続くの?』と涙が止まりませんでした」(30代女性)
●「仕事が忙しく、帰っても会話なし。相手がスマホばかり見ていて『何のために一緒にいるんだろう』と思った」(20代男性)
●「金銭感覚が真逆で、何度話し合っても噛み合わず。『こんな相手と将来設計なんて無理かも』と絶望」(30代女性)
すぐに「離婚」を決める前に
離婚を考えること=悪いことではありません。
むしろ、それは「自分の人生をきちんと見つめようとする前向きな行動」です。
ただし、感情的なまま結論を出すのではなく、冷静な視点を持つことがとても大切です。
まずは「話す」ことから
思っていることを伝えず我慢し続けると、ますます孤独になります。
「今こんなふうに感じている」と言葉にしてみるだけでも、相手の反応が変わることがあります。
第三者に相談するのも手段のひとつ
友人・家族・カウンセラーなど、感情を整理できる場所を持つことで、自分の気持ちが見えてくることもあります。
自分を責めすぎない
「新婚なのにそんなこと思うなんて」と自分を責めないでください。
理想と現実のギャップに悩むのは、誰にでも起こりうることです。
まとめ
新婚生活は、幸せなことばかりではありません。
むしろ「こんなはずじゃなかった」と感じることがあって当然です。
離婚を考えたからといって、それが終わりを意味するとは限りません。
大切なのは、自分の気持ちに正直になること。そして、どうしたいかをじっくり考える時間を持つことです。
今感じている悩みが、ふたりにとって大切な「気づき」や「対話のきっかけ」になることもあります。
焦らず、投げ出さず、心の声に耳を傾けてみてください。