45歳男性ふたりしずか
僕は札幌に住む男性で現在はトレーダーとフリーで設計の仕事をしてます。
結婚したのは今から3年前。
彼女には子供がいました。
いわゆるシングルマザーでした。
彼女に子供がいるのは知ってました。
同じ職場で出会った時に、いつも保育園の時間には帰らないといけないので、急いで帰る印象がありました。
そんな彼女と結婚すると決めた時に僕はもう一つ、独立を考えていました。
周囲からは独立だけでも大変なのに、子供がいる人と結婚するのはどうかと反対がありました。
同時に僕には勝算がありました。
みんなが反対しているということは、その原因さえ見つければ簡単だと。
独立は経済性です。
これはすでにそこそこの資産があり、結婚するにあたり資金も用意していたので、問題はありませんでした。
二人とも結婚しても働く意志はあり、現在も彼女は働いてます。
子どもがいる事は、正直、気になりませんでしたと言ったらうそになりますが、彼女も実家暮らしで、僕は既に両親もいない、孤独の身でしたから、彼女の実家近くのマンションに暮らす事、困ったら助けを貰おうと言う事は、お互いに納得してました。
というか助けをもらう事を正直話しました。
周囲にも。
意外と協力してもらえます。
子育てなんてみんな初心者なのですから。
そうやって小さなハードルをちゃんとクリアしながら明確にすることで、僕たちは結婚をする事が出来ました。
特に式とかは挙げてません。
家族が増えました。
わいわいうるさいのかと思いきや、なんか静かなんです。
とうぜんに子どもは、当時まだ3歳ですから、走ったり、わーあーわーあー言う事はありましたが、不思議と静かでした。
飼い猫を結婚してから1匹飼っているのですが、いつも娘のそばにいて、あくびをしてます。
おだやかな空気と言うのでしょうか。
いままで仕事一辺倒の僕にはそれがとても静かで心地よいモノでした。
結婚というと何かあるかと思いますが、特になにもありません。
彼女と言うのは、おはようとおやすみ。
今日もいい天気。
その会話だけで充分に穏やかで安らぎます。
ずっとこのままゆっくりと時間がすぎてほしいと思います。
結婚して良かったのは時間の流れが変わる事でしょうか。
心も温かくなります。
アドバイスなんてないけど、好きな人と一緒にくらせたらそれで充分です。
期待値が低いと楽です。
52歳・女・思いやりのある温かい家庭が作れて幸せ
私は52歳で、今はパートで働いています。
主人と出会ったのは10年ほど前のことで、仕事がきっかけでした。
当時自分が勤めていた会社によく営業に来ていたのが主人で、私たちのような事務の女性にも愛想よく接してくれて、「良い人だな」と思っていました。
アラフォーの同じ齢で二人ともバツイチだったこともあり、主人が会社に来るたびによく話すようになり、お互いに惹かれていって自然に交際が始まりました。
主人はとても優しい人で、交際中もとても幸せでした。
40歳を過ぎても若い頃のように恋愛ができるんだなと思って、とても嬉しかったのを覚えています。
でも、交際して1年がたった頃に主人にプロポーズされた時、どうしようかと悩みました。
実は、最初の結婚相手がモラハラな人で嫌な思いをしたので、もう結婚はしなくていいと思っていたんです。
ただ、もう両親も亡くなっていましたし、一人っ子で兄弟もいないので、この先たった一人で生きていくことにも不安がありました。
結局はそういった不安と、主人の押しの強さに負けて結婚したかたちになりましたが、今はとても幸せなので、結婚して良かったと思います。
主人は両親との仲が悪く、若い頃から一人暮らしをしていたので、家事の大変さをよく承知しています。
休みの日などは、頼まなくても率先して掃除や料理を手伝ってくれます。
日曜日に二人でキッチンに並んで料理をしていると、そんな何気ないことがとても幸せに感じられます。
お互いに一度結婚に失敗しているせいか、二人とも相手を思いやる気持ちは人一倍大きいような気がします。
好きな人がそばにいてくれて、自分のために何かしてくれることをとてもありがたく感じます。
人生は良いことばかりではないし、この先もっと年を取ったら、病気をしたりして大変なこともあるかもしれません。
今の結婚も、主人の両親が浪費家でお金の問題があったりして、完璧だとは言えません。
でも、この人となら、お互いに支え合ってなんとかやっていけると感じています。
40歳男両親が新しい生き甲斐を見つけてポジティブに。
私は40歳の会社員です。
結婚6年目で、2人の息子がいます。
私が結婚したのは、34歳の時で遅めの結婚でした。
あまり結婚願望が強くなく、このまま独身でも良いかなと思っていましたが、今の妻と出会い、結婚することになりました。
結婚して私を取り巻く環境が激変しましたが、これはある程度予想していましたが、予想外の変化もありました。
それは私の両親です。
私は弟と両親の4人家族でした。
小さい頃は休みの日に家族で出掛けたり、盆正月に旅行に行ったりと、一般的な家庭でした。
私や弟が大学に進学したくらいから、少しずつ家族の単独行動が始まり、家族全員で何かをするということがほとんどなくなりました。
更に就職して家を出ると、盆正月の帰省も儘ならなくなり、家族と会うことすらなくなってしまいました。
仕事をしていた私たち兄弟も帰らなくなりましたし、定年して暇だった両親も私たちに会いに来るようなこともありませんでした。
ですから年に数回の電話で生存確認をしているだけでした。
しかし、風向きが変わったのは弟が結婚して、子どもができた頃でした。
我が家の両親も人並みに孫が可愛いらしく、弟夫婦の家に度々出向き、また実家に来るように何かと用事を用意し始めました。
そして、その少し後に私が結婚し、妻が妊娠すると、完全に両親は覚醒しました。
ゴールデンウィークや盆正月の前になると、電話をしてきて、帰省のスケジュールを確認します。
帰省すると、その後の予定はしっかり立てられており、私たちは大人しく従います。
父はそれまで近所の買い物用に軽自動車に乗っていたのですが、家族全員が1度に移動できるようにと、12人乗りのハイエースを買いました。
そして、離れて暮らす私や弟夫婦に会いに行く時は、母とハイエースで車中泊をしながら、やってきます。
そんな両親の携帯はもちろん、スマホです。
かわいい孫たちの最新の写真や動画を手に入れるために契約したものです。
パソコンすら使いこなせないのに、スマホはバリバリ使いこなしています。
私たちが結婚する前は、覇気もなく、このまま枯れ果ててしまいそうだった両親が、ここまで前向きに生きていられるようになったのを見ると、結婚して良かったなと思います。
全く予想外の変化でしたが、少し親孝行ができて嬉しく思います。